りんごが色づく頃に、外壁の色の話をしましょう

山のほうから、少しずつ秋の色が下りてきました。りんご畑の「つがる」はほんのり赤く、田んぼは日ごとに金色へ。黒石が一年でいちばん色鮮やかになる季節です。
こんにちは、伊原塗装です。
今日は点検や工事の話はお休みして、私たちがいちばん多くご相談を受ける「色」の話をしたいと思います。なにせ一度塗ったら10年のお付き合いになる色ですから、選び方のコツ、この機会にぜんぶお伝えします。
【「見本と違う」には、ちゃんと理由があります】
塗り替えを終えたお客様から、ときどきこんな声をいただきます。
「見本で選んだ色と、なんか違う気がする」
じつはこれ、目の錯覚のせいなんです。「面積効果」といって、同じ色でも面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく鮮やかに、暗い色はより暗く見えます。手のひらサイズの見本と、家一軒分の壁。印象が変わって当然なんですね。
なので、色決めのコツはこうです。
・明るい色にしたいなら、見本では「ちょっと濃いかな」くらいを選ぶ
・落ち着いた色にしたいなら、逆に「ちょっと明るいかな」を選ぶ
・見本は部屋の中でなく、外の光で見る。できれば実際の壁に当てて
・晴れの日と曇りの日、両方で眺めてみる
地味なひと手間ですが、ここで納得いくまで粘るのが、10年後悔しないいちばんの近道です。もちろん、見本を壁に当てるところから私たちもお付き合いします。
【雪国には、雪国の色選びがあります】
そしてもうひとつ、黒石ならではの視点を。
冬の黒石は、空も道路も屋根も、景色がぜんぶ白と灰色になります。その中で、ベージュやブラウン、クリーム色といった暖かみのある外壁は、ぽっと灯りがともったように見えるんです。真っ白な外壁は夏には爽やかで素敵なのですが、雪景色の中では少し寒々しく感じられることも。
それと、意外と知られていないのが汚れの話。じつは真っ白と真っ黒は、いちばん汚れが目立つ色です。雨だれや砂ぼこりが気になる方には、グレーやベージュ系の中間色をおすすめしています。
一年の半分近くを雪と過ごす黒石だからこそ、「冬に見たときどうか」まで考えて色を選ぶ。これ、雪国の塗装屋のちょっとしたこだわりです。
【おわりに】
「塗り替えはまだ先だけど、次はどんな色がいいかなあ」そんな雑談みたいなご相談も大歓迎です。色の話をしながら、お家の状態もついでに見られますので。
黒石の景色が色づくこの季節、お家の「次の色」も、ゆっくり考えてみてください。