新緑の季節は塗装の好機。黒石市の皆さまへ、今お伝えしたい塗料事情のこと

いつも伊原塗装のホームページをご覧いただきありがとうございます。
黒石市もようやく雪解けが進み、日差しに春らしさを感じる季節となりました。
長い冬を越えた今の時期は、外壁や屋根の状態をじっくり確認できる絶好のタイミングです。そして同時に、今年は塗装業界全体に関わる大きな動きがあり、お客様にもぜひ知っておいていただきたい状況がございます。今回のブログでは、春の塗装メンテナンスの基本的なお話と、現在問題となっている塗料・シンナーの供給不足についてお伝えいたします。
【雪国・黒石市の住まいに春の点検が欠かせない理由】
青森県黒石市のような雪国では、冬の間に住まいが受けるダメージは想像以上に大きいものです。積雪の重み、凍結と融解の繰り返し、屋根からの落雪、そして寒暖差による素材の伸縮、こうした負担が、外壁や屋根の塗膜に少しずつ影響を与えていきます。
雪が解けたこの時期に、ぜひ一度ご自宅を見回してみてください。
・外壁にチョーキング(白い粉が手につく現象)はないか
・ひび割れ(クラック)や塗膜の剥がれは見られないか
・コーキング(目地のゴム状の部分)にひび割れや隙間はないか
・屋根の色あせ、サビ、塗膜の浮きはないか
・雨樋のゆがみや外れはないか
これらのサインが一つでも見られる場合、塗膜の保護機能が弱まっている可能性があります。塗装は見た目を整えるだけではなく、建物本体を雨や紫外線から守る「鎧」の役割を果たしています。鎧が傷んだままにしておくと、内部の木部や下地にまで劣化が進み、後々大きな修繕費用が発生することもあります。
【春〜初夏が塗装に適している理由】
青森では、4月下旬から梅雨前、そして秋口が塗装に最も適した季節と言われています。理由はシンプルで、気温と湿度が塗料の性能を最大限に引き出す条件に合うからです。
一般的な塗料は、気温5℃以上・湿度85%未満が施工の目安とされています。真冬の黒石市では塗料が乾きにくく、真夏は急激な乾燥で仕上がりにムラが出やすくなります。春から初夏にかけての安定した気候は、塗膜がじっくり均一に形成され、長持ちする仕上がりにつながります。
【今、お客様にお伝えしたい「塗料・シンナー不足」の現状】
さて、ここからは少し踏み込んだお話です。
実は2026年に入ってから、塗装業界全体で塗料やシンナーの供給が非常に厳しい状況が続いています。ニュースなどでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
【なぜ不足しているのか】
原因は大きく二つあります。
一つ目は、中東情勢の影響です。塗料用シンナーの主原料である「ナフサ」は原油から作られますが、日本は原油の大半を中東からの輸入に頼っています。ホルムズ海峡を通るタンカーの運航が不安定になったことで、ナフサの輸入量が減り、シンナーの製造が追いつかなくなりました。
二つ目は、国内流通の目詰まりです。
経済産業省は2026年4月14日、シンナーについて国内全体の必要量は確保できている一方、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じているとの認識を示しました。あわせて、メーカーに対し、原料調達に課題があっても即座に生産を抑制しないよう要請しています。(日本経済新聞 2026年4月14日報道)。全体の量は確保されていても、塗装現場まで届きにくい状況が発生しているのが実情です。
【現場への影響】
・大手メーカーによるシンナー価格の大幅値上げ
・シンナー・一部塗料の出荷制限
・水性塗料も原料高騰で値上げの動き
・工期や納期に影響が出るケース
こうした事態は、塗装業に30年携わってきた私どもも、これまで経験したことのないレベルのものです。
【伊原塗装からのお約束】
こうした状況だからこそ、地域密着で仕事をさせていただいている私どもにできることをしっかりお伝えしたいと思います。
一つ目は、誠実なご説明です。
お見積もりの際には、使用する塗料の種類、現在の入手状況、工期の見込みについて、包み隠さずお話しいたします。「今ある在庫で無理やり進める」「よく分からない代替品を使う」といったことは一切いたしません。
二つ目は、最適な塗料のご提案です。
油性(溶剤系)塗料の供給が厳しい今、水性塗料への切り替えも現実的な選択肢です。近年の水性塗料は性能が飛躍的に向上しており、耐久性・美観ともに油性に引けを取らないものが増えています。お住まいの状態やご予算に合わせて、最適な塗料を一緒にお選びいたします。
三つ目は、早めのご相談のおすすめです。
今後、供給状況によっては工事時期の調整が必要になる可能性もございます。「今年塗装を考えている」「来年あたり検討したい」という方は、お早めにご相談いただけると、材料の確保や工程の計画に余裕を持ってご対応できます。
【おわりに】
伊原塗装は創業30年、黒石市の皆さまに支えられてここまで続けてこられました。どんな状況であっても、一軒一軒に心を込めて、お客様に満足いただける仕上がりをお届けするという姿勢は変わりません。
外壁のちょっとした気になる点、お住まいのメンテナンスのご相談、お見積もりだけのお問い合わせも大歓迎です。お気軽にご連絡ください。